2025年5月30日18時~新ママラフちゃんが予定日より3日遅れで出産。
赤ちゃんは4匹、内3匹は死産。
体が小さいネザーランドドワーフさんの初産は難産の確率が高いので妊娠前から、しっかりとした体作りの為食育や運動が重要です。
妊娠初期も同じく太らない為、筋力upの為に運動などストレスを溜めない生活を精一杯心掛けています。
ラフちゃんはとても活発でお転婆さん、しっかり者の性格で小柄ながらに体もしっかりしているのでママとしての期待が高く
初産で予定日を過ぎた4匹の赤ちゃんの出産も
とても頑張ってくれました。
予定日過ぎた赤ちゃんはお腹の中で成長していまう為に難産、死産確率が高まります。
うさぎさんの赤ちゃんは人間同様に胎盤と臍の緒で母体から栄養を吸収し羊膜に包まれて成長し
出産時、ママに胎盤、羊膜、臍の緒を綺麗にして貰い自発呼吸が叶えば生きられます。
人間の出産と同じなのですが、
初めての出産で右も左も分からず
次々に産み羊膜や臍の緒を綺麗に食べ処理しなければならないママは焦る余りに
喉に胎盤等を詰まらせてしまう事もあります。
必要があればブリーダーがお産を手伝い、喉に詰まらせてママが窒息死したり赤ちゃんが産道に詰まったままにならない様に
時には寝ずに出産を見守り介助しています。
出産時の動物のママは興奮状態にあり痛みとの戦いです。人との強い絆がなければ手出しを許してくれない子も居ます。
命を守る上で日頃からの動物さんとのコミュニケーションもとても重要です。
犬猫さんとは違い、うさぎさんは完全草食獣ですから臍の緒や胎盤等を食して処理する事も
とても大変な事です。
ママ一人一人、出産の度にも安心出来る事は無く
気が気でないです。
ブリーダーによっては母親に完全に任せきり
生き残った子だけを大切にするというスタイルが多いのだそうで、当店の様に人が見守り必要があれば介助し出産育児を母うさぎさんと共にするブリーダーは批判的な意見もある様ですが
当店のブリーダーは運任せにだけはしない信念のもと、赤ちゃんの生命力は見極め重視し、新米ママの母性を育てつつ健全に生まれた命が不慣れな出産時
事故で亡くならない様に、又は育児中に母乳が足りない等無いように
精一杯ブリーダーとして動物の命に向き合って居る為、新しい御家族へ一匹一匹の個性や成長過程等の詳細をお伝えする事が出来ると考えています。
ラフちゃんの赤ちゃんは一生懸命頑張って生きようとしています。
ラフちゃんも初めての育児で戸惑いながらも
赤ちゃんを一生懸命に守ってくれています。
ブリーダーから見たラフちゃんの初めての出産育児は素晴らしく、賢く献身的な母親であり
これ以上は無いと言う程に育児を頑張って居る為
赤ちゃんの生命力を見届け、新ママラフちゃんの体調管理に注力しようと思う今日この頃です。